査定に影響する重要な条件を押さえないと買取額が安くなってしまいます。

買取額が安くなる重機

重機は年式や種類によって人気の型や装備が決まっています。
人気条件が揃えば高くなりますが、重要な条件が欠けていると買取額が安くなってしまいます。

 

たとえばショベルカーやブルドーザーなどキャタピラを使っている重機の場合は古い型は鉄製キャタビラ、新しい重機はゴム製キャタピラが主流です。
国内では工事現場での騒音や路面の保護を求められることが多く、ゴム製キャタビラでないと買取額は安くなります。
海外では耐久性の高い鉄製キャタビラが人気です。
重機は高年式は国内需要、低年式は海外輸出需要が高いです。
低年式の重機に現在国内で主流になりつつあるゴム製キャタピラを履いていたとしても、年式とのバランスが合っていないので買取価格は安くなります。
つまり、人気の装備が付いていれば高いワケではなく、全体のバランスや組み合わせが重要で、大切な部分が人気の条件から逸れていると一気に買取価格は安くなります。

 

 

簡単に直せない不具合

何故重機の買取額が安くなるのか

重機でよくある不具合のひとつにオイル漏れがあります。
パッキンの劣化など、簡単に直せる部分のオイル漏れであれば査定減点は限定的です。
外装がヒビに入っているなど深刻な原因だと大幅な減額をされます。
悪質業者はオイル漏れの原因ではなく、オイル漏れの有無や量を理由に買取額を安くしようとしてきます。
実際にはオイル漏れは量ではなくて原因の方が重要です。
パッキン交換でなおれば、ポタポタ常時垂れるようなオイル漏れでも高く売れるチャンスはありますし、滲む程度の軽微なオイル漏れであっても、原因が深刻であれば安くなります。

 

重機は仕事で使っていれば何かしらの軽微な不具合が出るものです。
不具合は基本的に修理せずにそのまま使えば悪化していくものです。
重機の買取では現在発生している不具合だけではなく修理にかかる費用や将来悪化する可能性を考慮して査定を行っています。

 

 

カテゴリーごとに人気メーカーがある

 

ショベルカーであれば小型タイプはコマツやコベルトが人気。大型になると日立が人気になるなど、重機は機種や大きさによって人気メーカーが異なります。
状態が良くても人気のないメーカーだと買取額が安くなります。
トレンドを認識して、購入する時に価値の下がりにくいメーカーを選ぶことが重機を高く売るコツです。
特に海外輸出の需要が高いメーカーだとボロボロになるまで使い込んでも高く売れます。
海外で人気の低いメーカーは使い込んでから売ると買取額が非常に安くなってしまうので注意しましょう。

 

 

容量不足

 

ショベルカーやブルドーザーなどは、小さいサイズだと狭い場所で使えて持ち運びな便利な需要があります。
ユニックなどクレーン重機になると、一定の容量がないと売るときに安いです。
現場レベルで見て、小型タイプを選ぶメリットがない重機は、一定以上の容量がないと安くなってしまいます。