査定業者同士による過剰な競争意識や、得意な重機の種類が違うことが挙げられます。

査定サイトによって買取額に差が出る理由を徹底調査!

 

重機を売却するならネットでの一括査定を利用するのが最も効率が良いです。
多数の業者に一度で見積もりが取れるので時間が掛かりません。
ネット社会の現代では、当たり前のように使われる手法と言って良いでしょう。

 

さて、この一括査定ですが、なぜ業者によって買取額に差が出るのでしょうか?
一部の業者が不当に低い金額を提示している可能性も考えられます。

 

そこで、査定サイトによって金額に差が出る理由を徹底的に調査してみました。
何が理由で差が生まれるのか、その真実に迫りたいと思います。

 

 

他社に出し抜くための高額査定

査定サイトは必要な情報を入力すれば数分で見積もりが完了します。
簡単に査定が受けられるので利用者が増えるメリットもありますが、競合他社と金額を比べられるデメリットもあるのです。

 

そうした際に使われるのが過剰な高額査定です。
例えば、3つの査定サイトで重機の情報を入力したとしましょう。
業者Aは100万、業者Bは250万、業者Cは170万という査定が出たら、まずどの業者に連絡を取るでしょうか?
ほとんどの人が最も高額な査定を出した業者Bに連絡を取ります。
そうした事実があるからこそ、他社よりも高額な査定を表示して利用者の気を引こうとするのです。

 

査定結果が低価格

実際に出た査定金額に近い買取が行われれば良いですが、いざ重機の視察をすると低価格になる場合もあります。
これは元々過剰な高額査定をしているので、現実の金額に落とし込むと半分以下になるケースが存在します。
悪質な業者はいちゃもんを付けて査定額を下げて行き、その場の勢いで買取契約をまとめてしまうこともあるのです。

 

査定サイトによって買取額が変わるのは、業者同士による過剰な競争意識の産物だと言えます。
ただし、中には適正な見積もりを出して居る業者も存在しています。
時間を掛け過ぎるのも手間ですが、なるべく多くの業者に重機の視察をしてもらうのが妥当です。

 

 

得意な重機の種類が違う

重機を買い取る業者には得意と不得意があります。
例えば、海外販売のルートを持っている業者Aはショベルカーの販売に強いとします。
もう1つの業者Bは国内でトラックの中古販売が得意だとしましょう。

 

この得意とは、営業で売り込めるお得意先がある、知識やメンテナンス技術があるなどが関係してきます。
要するに扱いやすい商品であるかどうかが査定サイトでの買取額の差に繋がるのです。

 

上記の業者Aと業者Bに対して、ショベルカーの買取査定を依頼したとしましょう。
そうなると確実に業者Aの方が高い買取額を提示します。
査定サイトの差額にはこうした差があるのです。

 

海外需要のある重機